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韓国語で「エゴマの葉」は何て言えばいい?使いやすいフレーズ5選も紹介!

サムギョプサルをサンチュで巻いて食べる時、その隣に独特の香りを放つ、少しギザギザした葉っぱが添えられているのを見たことはありませんか?あるいは、韓国料理店で出てくる数々のおかず(パンチャン)の中に、醤油漬けにされたり、キムチのようにヤンニョムで和えられたりしている葉物を見かけたことは? それが、韓国料理に欠かせないハーブの一つ、「エゴマの葉」です。

日本では「エゴマ油」の原料として知られるエゴマですが、韓国ではその葉が、焼肉の包み野菜(サム)として、またキムチや和え物、漬物(チャンアチ)として、日常的に食卓に登場します。爽やかでありながら、少し癖のある独特の香りと風味は、一度食べると忘れられない、まさに「韓国の味」の一つと言えるでしょう。

しかし、その独特さゆえに、初めて出会った時には「これ、なんていう葉っぱだろう?」と思ったり、お店でもっと欲しくても名前が分からず頼めなかったりすることもあるかもしれません。

この記事では、韓国料理の名脇役「エゴマの葉」を韓国語で何と言うのか、その発音や基本的な使い方、そして韓国料理における様々な活用法、さらには味や香り、日本のシソとの違いまで、詳しく解説していきます。もちろん、お店で頼んだり、感想を伝えたりする際に役立つ実践的なフレーズも5つ厳選してご紹介。これを読めば、あなたも「エゴマの葉」について詳しくなり、韓国グルメをより深く楽しめるようになるはずです!

韓国語で「エゴマの葉」はこれ!:깻잎 (ケンニプ) を覚えよう

まずは、「エゴマの葉」を指す韓国語の単語とその発音、そして関連する言葉について確認しましょう。

「깻잎 (ケンニプ)」の発音と基本的な意味

韓国語で「エゴマの葉」は「깻잎 (ケンニプ / Kkaennip)」と言います。

  • 言葉の成り立ち:
    • この言葉は、「エゴマ」を意味する「들깨 (トゥルッケ / Deulkkae)」と、「葉」を意味する「잎 (イプ / Ip)」が合わさってできた言葉です。
    • 発音する際には、連音化(リエゾン)と濃音化という韓国語特有の音声変化が起こり、「トゥルッケ + イプ」が「[들깬닙]」のように聞こえ、それを表記したのが「깻잎」となります。(※正確な音声変化規則は複雑ですが、結果的に「ケンニプ」に近い音になります。)
  • 発音のポイント:
    • 깻 (ッケッ / Kkaet): 最初の「ㄲ」は濃音と呼ばれる、息を強く詰めてから破裂させるような強い「ッk」の音です。日本語の「け」よりも喉を緊張させて発音します。「ㅐ」は日本語の「エ」に近いですが、口を少し横に広げる意識で。最後の「ㅅ」パッチムは、次に母音が続かない場合は「ッ」のように聞こえる内破音(発音されない[t]の音)になります。
    • 잎 (ニプ / Nip): 「깻」の「ㅅ」パッチムの影響で、次の「잎」の頭の子音が「ㄴ」の音に近くなります(鼻音化)。そのため「イプ」ではなく「ニプ」のように聞こえます。「ㅂ」パッチムも内破音で、唇を閉じて音を止めます。
    • 全体として、「ケンニッ(プ)」のように、最初の「ケ」を強く、最後は唇を閉じて音を止めるイメージで発音すると近くなります。
  • 基本的な意味: シソ科の植物である「エゴマ(学名: Perilla frutescens var. frutescens)」の葉を指します。韓国料理で一般的に使われるのは、葉が緑色で、比較的大きく、縁がギザギザしている種類のものです。
  • 基本的な使い方:
    • 깻잎 좋아하세요? (ケンニプ チョアハセヨ?) – エゴマの葉はお好きですか? ※「좋아하다(チョアハダ)」は好む、好きだ。
    • 깻잎 향이 너무 좋아요. (ケンニプ ヒャンイ ノム チョアヨ。) – エゴマの葉の香りがとても良いです。 ※「향(ヒャン)」は香り、「너무(ノム)」はとても。

「깻잎 (ケンニプ)」という単語と、その独特な発音に慣れることが第一歩です。

「エゴマの種」との違い:들깨 (トゥルッケ) と 참깨 (チャムッケ)

「깻잎(エゴマの葉)」を理解する上で、その元となる植物「들깨 (トゥルッケ / Deulkkae)」と、よく似ているけれど違う植物である「참깨 (チャムッケ / Chamkkae)」について知っておくと、混乱を避けられます。

  • 들깨 (トゥルッケ / Deulkkae): エゴマ
    • 「깻잎」は、この「들깨」という植物の葉です。
    • 「들깨」は、葉(깻잎)だけでなく、その**種子(エゴマの種)**のことも指します。この種子は、炒ってすり潰した「들깨 가루 (トゥルッケ カル / Deulkkae garu – エゴマ粉)」として、チゲ(鍋物)やナムル(和え物)の風味付けに使われたり、油を搾って「들기름 (トゥルキルm / Deulgireum – エゴマ油)」として、ナムルを和えたり、料理の仕上げの風味付けに使われたりします。エゴマ油は独特の青っぽい香りが特徴です。
  • 참깨 (チャムッケ / Chamkkae): ゴマ (胡麻)
    • 日本でもお馴染みの「ゴマ」は、韓国語で「참깨」と言います。「들깨」とは全く別の植物です。
    • ゴマの種子は、そのまま料理に振りかけたり、すり潰して使われたり、そして油を搾って「참기름 (チャムギルm / Chamgireum – ごま油)」として、韓国料理に欠かせない調味料となります。「참기름」は香ばしい香りが特徴です。

つまり、

  • 깻잎 (ケンニプ) = エゴマの葉
  • 들깨 (トゥルッケ) = エゴマ(植物名)、またはエゴマの種子
  • 참깨 (チャムッケ) = ゴマ

となります。特に「들기름(エゴマ油)」と「참기름(ごま油)」は、どちらも韓国料理で多用されますが、香りも風味も異なるので、違いを理解しておくと良いでしょう。

韓国料理に欠かせない!깻잎 (ケンニプ) の様々な使われ方

깻잎(ケンニプ)は、その独特な風味と香りで、韓国の食卓に欠かせない存在となっています。生で食べるだけでなく、加熱したり、漬け込んだりと、実に多様な方法で活用されています。

包んで食べる文化:サムギョプサルや刺身の最高の相棒

韓国料理の特徴の一つである「쌈 (サム / Ssam) 文化」、つまり葉物野菜でご飯やおかずを包んで食べる食文化において、깻잎は主役級の活躍を見せます。

  • サムギョプサル (삼겹살) や焼肉 (불고기 – プルコギ, 갈비 – カルビなど) と共に: 焼いた肉をサンチュ(상추 – サンチュ / Lettuce)で包むのは定番ですが、韓国では깻잎で包むのも非常にポピュラーです。깻잎の爽やかで少し癖のある香りが、豚肉や牛肉の脂っこさを和らげ、味に深みと変化を与えてくれます。サンチュと깻잎を重ねて、そこにお肉、サムジャン(쌈장 – サムジャン / 包み味噌)、ニンニク、青唐辛子などを乗せて包むのが、通な食べ方の一つです。
    • 例: 삼겹살은 깻잎에 싸 먹어야 제맛이죠! (サムギョプサルン ケンニベ サ モゴヤ チェマシジョ!) – サムギョプサルはエゴマの葉に包んで食べないと本来の美味しさが出ませんよね! ※「싸다(ッサダ)」は包む。「제맛(チェマッ)」は本来の味、真の味。
  • お刺身 (회 – フェ / Hoe) と共に: 意外かもしれませんが、韓国では白身魚などのお刺身を깻잎で包んで食べることもあります。깻잎の強い香りが、魚の生臭さを消し、さっぱりとさせてくれる効果があると考えられています。チョコチュジャン(초고추장 – 酢コチュジャン)などを付けて食べます。
  • ご飯や他のおかずと共に: 温かいご飯を깻잎で包み、サムジャンや他のおかずと一緒に食べるだけでも、立派な一品になります。

このように、깻잎は様々な食材を受け止め、その風味を引き立てたり、味のアクセントになったりする、包み野菜(쌈 채소 – サム チェソ)の代表格なのです。

名脇役としての活躍:キムチ、チャンアチ、ナムルなど

生で包んで食べる以外にも、깻잎は様々な調理法で、食卓を彩る名脇役となります。

  • 깻잎 김치 (ケンニプ キムチ / Kkaennip kimchi): エゴマの葉のキムチ 一枚一枚の깻잎に、唐辛子粉、ニンニク、ネギ、醤油、魚醤などで作ったヤンニョム(薬味ダレ)を丁寧に塗り重ねて作るキムチ。깻잎特有の香りと、ピリ辛で風味豊かなヤンニョムが絶妙にマッチします。ご飯のお供に最高の一品です。作るのに手間がかかるため、家庭料理の温かさを感じさせるキムチでもあります。
  • 깻잎 장아찌 (ケンニプ チャンアチ / Kkaennip jangajji): エゴマの葉の醤油漬け 醤油、砂糖、酢などを合わせたタレに깻잎を漬け込んだもの。日本の「佃煮」のような感覚に近いかもしれません。甘じょっぱくて、ご飯がどんどん進む味です。常備菜(밑반찬 – ミッパンチャン / 基本のおかず)として、多くの食堂で提供されます。
  • 깻잎 나물 (ケンニプ ナムル / Kkaennip namul): エゴマの葉のナムル 軽く茹でたり蒸したりした깻잎を、ごま油、醤油、ニンニクなどで和えたナムル。깻잎の香りは残りつつも、生よりはマイルドになり、食べやすいです。
  • その他の料理の材料・薬味として:
    • チゲ (찌개) やクク (국 – スープ): 刻んだ깻잎を仕上げに加えることで、爽やかな香りがプラスされます。特にカムジャタン(감자탕 – 豚背肉とじゃがいもの鍋)には欠かせない薬味です。
    • ジョン (전 – チヂミ): 刻んで生地に混ぜ込んだり、葉の形をそのまま生かしてジョンにしたりします(깻잎전 – ケンニプジョン)。
    • キンパプ (김밥 – 海苔巻き): 材料の一つとして、他の野菜と一緒に巻かれることもあります。独特の風味がアクセントになります。
    • トッポッキ (떡볶이): 最近では、トッポッキのトッピングとして刻んだ깻잎を乗せるスタイルも人気です。

このように、깻잎は主役から脇役、薬味まで、韓国料理の中で実に幅広く愛されている食材なのです。

独特の香りと味:깻잎 (ケンニプ) の魅力と注意点

깻잎(ケンニプ)が韓国料理でこれほどまでに愛される理由は、その独特な香りと味にあります。しかし、その個性の強さゆえに、好き嫌いが分かれる食材でもあります。

「香りが強い」「独特の風味」を表現する

깻잎の香りと味を韓国語で表現してみましょう。

  • 香りについて:
    • 향이 강하다 (ヒャンイ カンハダ) – 香りが強い 깻잎の最も顕著な特徴です。「강하다(カンハダ)」は強い。
    • 독특한 향 (トクトゥカン ヒャン) – 独特な香り 「독특하다(トクトゥカダ)」は独特だ、ユニークだ。他にはない、깻잎ならではの香り。
    • 향긋하다 (ヒャングタダ) – 香ばしい、かぐわしい ポジティブに香りを表現する場合。爽やかさも含む良い香りのニュアンス。
    • 人によっては、ミントやアニス、あるいは漢方のような香りと表現することもあります。
  • 味について:
    • 쌉싸름하다 (ッサプッサルマダ) – ほろ苦い、心地よい苦味がある 깻잎特有の、単なる苦さではない、風味のある苦味を表す言葉。
    • 상쾌하다 (サンクェハダ) – 爽快だ、さっぱりしている 口の中をリフレッシュさせるような、清涼感のある風味。
    • 맛이 진하다 (マシ チナダ) – 味が濃い、風味が強い 香りが強いことと合わせて、味の主張がしっかりしていることを表します。「진하다(チナダ)」は濃い。
  • 好き嫌いが分かれる味:
    • 호불호가 갈리는 맛 (ホブロガ カルリヌン マッ) – 好き嫌いが分かれる味 これは깻잎を表現する際によく使われるフレーズです。「호불호(ホブロ)」は好き嫌い(好不好)。「갈리다(カルリダ)」は分かれる。「호불호가 갈리다」で「好みが分かれる」という意味になります。この独特な風味ゆえに、大好きな人もいれば、苦手な人もいる、ということです。

これらの表現を使って、깻잎の魅力を語ったり、自分の好みを伝えたりすることができます。

日本の「シソ(大葉)」との違いは?

깻잎(ケンニプ)はその見た目や香りの特徴から、日本の「シソ(大葉)」と混同されることがありますが、これらは同じものではありません

  • 植物学的な違い: どちらもシソ科シソ属(Perilla)の植物ですが、品種が異なります
    • 韓国の깻잎: 主に Perilla frutescens var. frutescens (いわゆるエゴマ)。葉は比較的大きく、緑色で縁がギザギザしていることが多い。葉の裏が紫色がかっているものもあります。
    • 日本のシソ(大葉): 主に Perilla frutescens var. crispa (いわゆるシソ)。葉は깻잎よりやや小さめで、緑色のもの(大葉)と赤紫色のもの(赤じそ)があり、葉にしわ(縮れ)が多いのが特徴。
  • 香りと味の違い: これが最も大きな違いです。
    • 깻잎: より強く、独特の香り。人によってはアニスやパクチーにも似た、やや癖のある香りと表現されます。味も、シソよりは苦味やえぐみを感じやすいかもしれません。
    • シソ(大葉): より爽やかで、ミントに近いような清涼感のある香り。味も比較的マイルドです。
  • 料理での使われ方:
    • 깻잎は、上記のようにサム(包み野菜)やキムチ、チャンアチなど、その強い風味を生かした料理に多く使われます。
    • シソは、薬味として刺身のつまや冷奴に乗せたり、天ぷらにしたり、刻んでパスタやサラダに混ぜたりと、より繊細な使われ方が多い印象です。

韓国人にシソを食べさせると「香りが弱い」「物足りない」と感じることがあり、逆に日本人が깻잎を食べると「香りが強すぎる」「癖がある」と感じることがあります。見た目が似ていても、香りも味も、そして料理での役割も異なる、似て非なるハーブなのです。

깻잎 (ケンニプ) を頼みたい・買いたい!

韓国料理店や市場で、この魅力的な깻잎をもっと楽しみたくなったら? あるいは自分で買って料理してみたくなったら? ここでは、깻잎を頼んだり買ったりする際に使えるフレーズをご紹介します。

食堂や焼肉店で:「깻잎、もっとください!」

焼肉店などで、包み野菜(サムチェソ)のおかわりをお願いしたい時や、最初から깻잎が出てこなかった場合に頼むフレーズです。

  • 包み野菜のおかわり:
    • 쌈 채소 좀 더 주세요. (ッサm チェソ チョm ト ジュセヨ。) – 包み野菜をもう少しください。 ※サンチュや깻잎など、包み野菜全般のおかわりをお願いする基本的な言い方。「더(ト)」はもっと。
  • 깻잎を spezifisch 追加で頼む:
    • 깻잎 좀 더 주세요. (ケンニプ チョm ト ジュセヨ。) – エゴマの葉をもう少しください。 シンプルで直接的なお願い。
    • 깻잎 좀 더 주실 수 있어요? (ケンニプ チョm ト チュシル ス イッソヨ?) – エゴマの葉をもう少しいただけますか? 「-ㄹ/을 수 있다」を使った、より丁寧な依頼。「주시겠어요? (チュシゲッソヨ?)」を使うとさらに丁寧です。
  • 깻잎があるか尋ねる:
    • 혹시 깻잎도 있어요? (ホクシ ケンニプト イッソヨ?) – もしかして、エゴマの葉もありますか? ※サンチュしか出てこなかった場合などに。「-도(ト)」は~も。
    • 깻잎은 안 나와요? (ケンニプン アン ナワヨ?) – エゴマの葉は出ないんですか? ※「나오다(ナオダ)」は出てくる。

多くの場合、焼肉店などでは包み野菜のおかわりは無料(または料金込み)ですが、お店によっては追加料金がかかる場合もあるかもしれません。

市場やマートで:「깻잎はどこ?」「いくらですか?」

スーパーマーケット(마트 – マトゥ)や市場(시장 – シジャン)で깻잎を買いたい時のフレーズです。

  • 売り場を尋ねる:
    • 깻잎 어디에 있어요? (ケンニプ オディエ イッソヨ?) – エゴマの葉はどこにありますか? 店員さんに売り場の場所を尋ねる基本フレーズ。
    • 깻잎 코너가 어디예요? (ケンニプ コノガ オディエヨ?) – エゴマの葉コーナーはどこですか?
  • 値段を尋ねる:
    • 이 깻잎 얼마예요? (イ ケンニプ オルマエヨ?) – このエゴマの葉はいくらですか? 商品を指差しながら。
    • 한 묶음에 얼마예요? (ハン ムックメ オルマエヨ?) – ひと束いくらですか? ※깻잎は通常、数十枚が輪ゴムなどで束ねられて売られています。「묶음(ムックm)」は束。
  • 購入する:
    • 깻잎 한 묶음 주세요. (ケンニプ ハン ムックm ジュセヨ。) – エゴマの葉をひと束ください。
    • 두 묶음 살게요. (トゥ ムックm サルケヨ。) – ふた束買いますね。
  • 鮮度を確認する(任意):
    • 이거 싱싱해요? (イゴ シンシンヘヨ?) – これ、新鮮ですか? ※「싱싱하다(シンシンハダ)」は新鮮だ、生き生きしている(主に野菜や魚介類などに対して使う)。

市場などでは、店員さん(多くはアジュンマ – おばさん)との簡単な会話も楽しみの一つです。これらのフレーズを使って、コミュニケーションをとってみましょう。

実践!깻잎 (ケンニプ) に関する必須フレーズ5選

最後に、韓国料理の場面で깻잎(ケンニプ)について話したり、頼んだりする際に、特に役立つ必須フレーズを5つ厳選してご紹介します。これを覚えておけば、깻잎との出会いがもっと楽しくなるはずです!

フレーズ1:これは何?「이 잎은 뭐예요? 깻잎이에요?」

  • 韓国語: 이 잎은 뭐예요? 깻잎이에요? (イ イプン ムォエヨ? ケンニビエヨ?)
  • 意味: この葉は何ですか? エゴマの葉ですか?
  • 解説: サム(包み野菜)として出てきた葉っぱや、パンチャン(おかず)として出てきた葉物料理が、一体何なのかを確認したい時に使えるフレーズです。「이 잎(イ イプ – この葉)」+「뭐예요?(ムォエヨ? – 何ですか?)」でまず尋ね、もしそれが깻잎ではないかと思ったら「깻잎이에요?(ケンニビエヨ? – エゴマの葉ですか?)」と続けます。疑問を解消し、食材への興味を示すことができます。
  • 使用場面: 食堂や焼肉店で、見慣れない葉物が出てきた時。

フレーズ2:追加をお願い!「깻잎 좀 더 주세요.」

  • 韓国語: 깻잎 좀 더 주세요. (ケンニプ チョm ト ジュセヨ。)
  • 意味: エゴマの葉をもう少しください。
  • 解説: 깻잎好きには必須の、おかわりをお願いする定番フレーズ。「깻잎(エゴマの葉)」+「좀(ちょっと)」+「더(もっと)」+「주세요(ください)」。シンプルで覚えやすく、かつ丁寧さも保たれているため、非常に使いやすいです。焼肉店などで、깻잎がなくなってしまったら、遠慮なくこのフレーズを使ってみましょう。
  • 使用場面: 焼肉店、食堂などで깻잎のおかわりが欲しい時。

フレーズ3:好みについて「저는 깻잎 향을 좋아해요/싫어해요」

  • 韓国語: 저는 깻잎 향을 좋아해요. (チョヌン ケンニプ ヒャンウル チョアヘヨ。) / 저는 깻잎 향을 싫어해요. (チョヌン ケンニプ ヒャンウル シロヘヨ。)
  • 意味: 私はエゴマの葉の香りが好きです / 嫌いです(苦手です)。
  • 解説: 깻잎はその独特な香りのため、好みが分かれる食材です。自分の好み(好きか嫌いか)を伝えるためのフレーズです。「저(私)」+「는(は)」+「깻잎 향(エゴマの葉の香り)」+「-을(を)」+「좋아해요(好きです)」または「싫어해요(嫌いです/苦手です)」。好き嫌いを伝えることで、食事中の会話が弾んだり、相手に配慮してもらえたりする場合があります。
  • 使用場面: 깻잎の味や香りについて話している時。友人やホストに自分の好みを伝える時。

フレーズ4:料理名を尋ねる「이 반찬 이름이 뭐예요? 깻잎 장아찌?」

  • 韓国語: 이 반찬 이름이 뭐예요? 깻잎 장아찌예요? (イ パンチャン イルミ ムォエヨ? ケンニプ チャンアチエヨ?)
  • 意味: このおかずの名前は何ですか? エゴマの葉の醤油漬けですか?
  • 解説: 食堂で出てくるパンチャン(おかず)の中に、깻잎を使った料理(キムチや醤油漬けなど)があった際に、その名前を確認したい時に使えます。「이 반찬(イ パンチャン – このおかず)」+「이름이 뭐예요?(イルミ ムォエヨ? – 名前は何ですか?)」でまず尋ね、もし醤油漬け(장아찌 – チャンアチ)ではないかと思ったら「깻잎 장아찌예요?」と付け加えます。料理名を覚えるきっかけにもなります。
  • 使用場面: 食堂などで、깻잎を使ったパンチャンの名前を知りたい時。

フレーズ5:食べ方を尋ねる「깻잎은 어떻게 먹어요?」

  • 韓国語: 깻잎은 어떻게 먹어요? (ケンニプン オットッケ モゴヨ?)
  • 意味: エゴマの葉はどうやって食べるんですか?
  • 解説: 特にサム(包み野菜)として깻잎が出てきたけれど、どうやって食べるのが一般的なのか、あるいは他に美味しい食べ方があるのかなどを尋ねたい時に使えるフレーズです。「깻잎(エゴマの葉)」+「-은(は)」+「어떻게(どうやって)」+「먹어요?(食べますか?)」。食べ方を教えてもらうことで、より美味しく、そして文化に触れながら食事を楽しむことができます。
  • 使用場面: 焼肉店などでサムの食べ方が分からない時、깻잎料理の食べ方について尋ねたい時。

まとめ

今回は、韓国料理で独特の存在感を放つ「エゴマの葉」、すなわち「깻잎 (ケンニプ)」に関する韓国語表現を深掘りしました。その特徴的な発音から、サムギョプサルを包んだり、キムチやチャンアチ(醤油漬け)にしたりといった多様な使われ方、そして日本のシソとの違いまで、様々な情報に触れてきました。「깻잎 좀 더 주세요(エゴマの葉をもう少しください)」や「이거 깻잎이에요?(これエゴマの葉ですか?)」といった必須フレーズを覚えておけば、韓国の食堂や市場でのコミュニケーションがよりスムーズになり、食文化への理解も深まるはずです。独特の香りと風味は好みが分かれるかもしれませんが、それもまた깻잎の魅力。ぜひこれらのフレーズを活用して、韓国ならではの味覚体験を積極的に楽しんでみてください。