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韓国語の母音について

アンニョンハセヨ

今日は韓国語の発音の中でも、難しい母音の発音である「ㅓ」について解説します!

韓国語の母音はご存知の通り基本の母音だけでも10個あり、二重母音11個を合わせると合計21個もあります。
舌や喉の使い方によって非常に細かい発音の違いがあるのですが、中でも日本語で表すと「オ」になる「ㅓ」は実際には日本の方にとってはとても難しい発音の一つです。
韓国語にはもう一つ同じ「オ」で表す「ㅗ」という母音がありますが、これは普段日本語でもよく使っている「オ」とほとんど一緒なので、「오빠」(オッパ)などの発音は比較的に簡単に出来るようになったと思います。
しかし「어머니」(オモニ:お母さん)の「ㅓ」については、なかなか正確な発音が出来ずに苦労された方も多いのではないでしょうか^^;

この「ㅓ」の発音が難しいのには実は理由があります。
なんとこの「ㅓ」の発音は、世界の他の言語を探してもほとんど無いのです。
なので、「ㅓ」の発音については日本人に限らず世界の他の人たちにとっても、今まで一度も母語では発音したことのない厄介な発音なんですね!

では実際にどういう発音かと言うと、下の母音の三角図参照してください。
P_8002

これは横軸が舌の位置、縦軸が口をどれくらい大きく開けるかと舌の位置の高低を示しているのですが、「ㅓ」はこの図で見るともう一つの「オ」である「ㅗ」と、日本語で「ア」で表される「ㅏ」の間にあります。
実際には「ㅓ」は「ㅗ」(オ)よりも「ㅏ」(ア)により近い発音になるので、そういうところも意識してみるとより正確な発音が出来るようになると思います。

発音が上手になるためには、繰り返し声に出して練習することが大事ですが、上の三角図のようにそれぞれの母音がどのような舌と口の構造になっているかを理解することも大事ですね♪